番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
110 賀茂別雷神社 拝殿 (細殿) |
寛永5年 (1628) |
桁行五間、梁間二間、一重、入母屋造、檜皮葺 |
特徴等 |
賀茂別雷神社 (かもわけいかづちじんじゃ) は、鴨川と高野川のうるおう葛野の地に居を構えた賀茂の県の神社を起源とする古社で、古代国家の成立とともに、7世紀にはすでに有力な寺院になっていたと見られている。平安京においては、国家鎮護の神社として朝廷の崇敬を受け、社殿は11世紀初頭までに現在に近い姿に整えられた。その後衰退した時期があったが、寛永5年(1628)に往年の姿に復興された。 拝殿 (細殿) (ほそどの) は桁行五間、梁間二間、入母屋造、檜皮葺の建物で、二の鳥居を入った正面に建っている。天皇御幸の際や斎王の著到殿(ちゃくとうでん)になっていた。寛永5年(1628)の造替になる。 この細殿の前に設けられている立砂 (盛砂) は、当社の祭神・賀茂別雷神が降臨したといわれる本殿北北西にある「神山」(こうやま) に因んだもので、一種の神籬 (ひもろぎ) (神が降りられる憑代(よりしろ)) である。 2023-1-18 |
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京都府の重要文化財建造物 2018-2-1 現在 |